学芸員自然と歴史のたより「昆虫観察のそばに『身近な昆虫365』」

 横須賀や三浦半島では、近くの山や海岸や公園などに行くだけでも、さまざまな昆虫を見つけることができます。この虫、何だろう? あの虫、何だっけ?――そんな時に気軽に開いていただきたい本として、博物館では『身近な昆虫365』を販売しています。

 この本は2018年度に開催した特別展示「探検!スズメバチと身近な昆虫の世界」に際して、展示解説書として発行しました。この展示は、横須賀市におけるスズメバチ類の調査と三浦半島地域における昆虫相の調査という、博物館が行っている調査の中から2つの成果を展示したものです。本書は、特別展示にて公開された三浦半島地域の昆虫の標本を含む約470種の昆虫の写真を、和名や分類、簡単な解説とともに掲載したものです。掲載した写真は全て、私が昆虫担当学芸員として2007年~2018年に三浦半島各地で撮影した中から選びました。

 先日、『身近な昆虫365』刊行後では初となる観察会を担当しました。見つけた昆虫を参加者に解説する通常どおりのスタイルに、その昆虫が掲載された本書のページを見せることも取り入れたのですが、本書に掲載した写真が、実物より見やすい大きさだったり種の特徴をとらえていたりするので、参加者にとっても実物と本を交互に見ることで、目の前の昆虫の特徴を理解しやすいことが実感できました。

 実は、『身近な昆虫365』は昆虫図鑑を目指して作ってはいません。最近はとても詳しい図鑑や充実したインターネットサイトが利用できるようになったことから、そうしたものを活用する前に「あたり」をつけて調べるために使えるよう、身近な昆虫の中でもなるべく多様な分類から抽出するように選定して作りました。みなさんの三浦半島における身近な昆虫観察のそばに、ぜひとも本書も連れていってください。(昆虫担当:内舩)

 ※『身近な昆虫365』は博物館本館および天神島臨海自然教育園にて500円で販売しています。

 

 

表紙

 

20ページ「セミのなかま」

 

57ページ最下段「ウバタマムシ・ヤマトタマムシ」

 

 

 

 

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