学芸員自然と歴史のたより「冬の植物観察」

 先日、身近な植物で作るクリスマスリースを開催しました。多くの方にご参加いただき、素敵なリースやクリスマス飾りを作成していただきました。ここでは、この行事で使用した植物をいくつか紹介します。

 

【クズ】

 夏に赤紫色の花をつけるマメ科のつる植物です。今の季節は、花が終わってできた豆実(とうか:鞘のある果実)や葉もほとんど落ちて、つる(茎)だけが残っています。このつるをまいてリースの土台としました。

クズの花

【ツルウメモドキ】

 春に咲くツルウメモドキの花は、緑色で小さいためあまり目立ちません。ですが、今の季節はクリスマス飾りにぴったりな黄色と赤色の鮮やかな色の実をつけます。3つに裂けた黄色の果実の中に、赤色の仮種皮(かりしゅひ:種子の外側を覆うもの)につつまれた種子が観察できます。

 

ツルウメモドキの果実

 

【ヒイラギ】

 クリスマス飾りには主に葉を使用しましたが、行事ではちょうど花を観察することができました。秋の終わりから良い香りのする白い小さな花を葉腋(ようえき:葉と茎が接している部分、葉の付け根)につけます。ヒイラギはキンモクセイと同じモクセイ科で、この仲間はジャスミンやライラックなど芳香を放つ花を咲かせる種類が多く含まれます。今もまだ花が残っているかもしれません。

(ヒイラギの花)

 

 彩りがないと感じる冬の野山でも、綺麗な色の実をつけた植物を見つけることができます。どれも博物館の周辺で見られるものばかりですので、冬の野外散策も楽しんでいただきたいと思います。(植物学担当:山本)

 

 

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